いつかのうつわⅢ

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ16

 

2015年6月 神楽坂アートスペースK2にて

 

前回より新しく加わってくださった木工の山崎雅之さん

山崎さんの木のうつわは、そのままのようにそこにあります。

加工されていることを忘れてしまうほどに

うつわが活き活きと呼吸しているのです。

海が目の前に拡がる三浦の土地に生まれ育ち

その土地で ひとり黙々と作業しています

山崎さんの生業は家具づくりです。

その手は木の性質、クセなど熟知しています。

山崎さんの作る木のお皿はまだ産毛が生えているようです

使ううちに手になじみ

艶を増し

色も変化していきます。

木を聞き 流れに沿う

そのままのようにそこにあります

 

いつかのあの木 あのうつわ

 

DMのお皿は山本英樹さんのお皿です

山帰来の枝を添えたら月と雲みたいになりました。

このころホームページが出来上がりwebshopも可能になりました。

 

 

 

 

春 no 音

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ15

 

2015年3月 東京都文京区千駄木にて

猫の小道を想像させるような道をたどったところにギャラリーはありました。

もともとは川だったところが道になったそうでなるほどくねくねと緩やかなカーブ道です。

くねくね道のたどった先にある初めての空間です。

 

作家が作陶中に聴く音楽や好んで聴く音楽を会期中会場に流してみるという企画でした。

いろいろなジャンルやテンポの違いなど作家ごとに異なり、

普段会期中に流している柔らかな音楽とは違った曲の色合いで、

いつもとは違った雰囲気になりました。

My favorite song

作家の選曲した音楽を聴きながらうつわの話しを楽しむ時間。

 

この会より木工の山崎雅之さんに加わっていただきました。

 

DM作成時、撮影した画が少し暗かったのでパソコン上で明るさを増して編集し出稿したところ出来上がりに透明感が薄れ思った仕上がりになりませんでした。
自分で編集するのはかなり難しいとの結論に達し、その後は写真を撮った段階で決定し あまりいじらないで出稿。というのが基本になりました。

 

 

 

大切な贈りものⅡ

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ14

 

2014年12月 横浜インペリアルギャラリーにて

橋村大作さんのガラスオブジェTreeです

毎年クリスマスの時期に限定して出しているので

このTreeも旅をさせてみようとおもい

前回は港、今回は野にしてみました。

さて、次はどこで撮るか。

 

贈りもの展なのにギフト用梱包がないのもいかがかと思い

梱包が苦手ともいっていられず

用意するには用意しましたが

むむむの出来で、今もってギフト用ラッピングの

上出来を考案中です

 

 

 

いつかのうつわⅡ

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ13

 

2014年10月 神楽坂アートスペースK2にて

いつかのうつわ2回目です

まだ子供のころに祖母から

めし碗の持ち方を教えてもらった記憶が

今でも鮮明に思い出されるのですが

機能的なことよりも

祖母のめし碗を持つ手のかたちが

とてもきれいだったのが

子供ごころに美しい思い出として残っています

 

あのころの

いつかのうつわ

 

 

 

Mitate ru

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ12

 

2014年9月 築地「茶の実倶楽部」にて

みたて

本来の使用目的とは違う使いかたをしてみる

発想の転換を図りながらもののありかたを見直す

 

主にお茶の世界ではみたてというのは

ハイレベルの頭脳戦ではないでしょうか

ただみたてるだけでなく

美しさも加味されている

みたてたものに知性や教養が現れ

また、てらいなくあくまで自然に、

などごてごて考えているようではいけません

深いです

 

この展覧では

めし碗として作られた碗を

普段使いの抹茶碗にしてみたり

小壺に蓋をして振り出しにしたり

小湯呑を茶巾入れにしたり

いろいろ提案してみました

 

 

 

ゆらぎ

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ11

 

2014年7月 「ゆらぎ」展

横浜インペリアルギャラリーにて

 

ゆらぎといえば、

STAY HOME のいま

家の中でのリラックスに

灯りを楽しむのも一考です

 

燈明は古くからあるものの

忘れられてしまったアイテムかもしれません

部屋の明かりを消して

燈明を灯してみる

ゆらぎにはリラックス効果があるといわれています

一瞬で幻想的な世界へ

新しい発想が生まれてくるかもしれません

 

6年前のゆらぎ展

季節は夏

部屋が暗くなる時間帯が短いため

灯りの体感が貴重な時間となりました

 

 

珈琲とうつわⅡ

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ10

 

2014年3月 元住吉もとえ珈琲(現店名Mui)にて

 

年が明け毎月開催していた展示会を

1週間前後の会期で年数回催すことにしました

もとえ珈琲さんでの企画展も2回目

前回はコーヒーカップに特化していましたが

珈琲まわりのうつわに広げて展覧しました

また企画ブレンドも会期中再開し

6種セットにしてそれぞれ飲み比べてみるという試みも

 

珈琲もうつわも、知ればしるほど味わい深く

奥の深いものだと感じます

時々どのうつわがいいのか聞かれるときがあります

基本的には時々に自分の好みにあったものが1番とお答えしています。

好きのうつわは愛着がわき大切にします

それぞれの経験値のなかで最適なのだと思います

 

好きが高じて知れば知るほど好みが変わってくるのは

自然の成り行きかもしれません

そうして自然と好みが変わってもまた戻ったりして

行きつ戻りつ修正しながらうつわ行脚にいそしみます

 

 

 

 

大切な贈り物

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ9

 

2013年12月 神奈川県横浜市にて

 

9回目の展示会DMです

写真は山下公園からみなとみらい方面を撮ったものです

ガラスのオブジェは橋村大作さんのTree

12月クリスマスの時期にだけ展示しています

 

会場は公園のすぐそばインペリアルギャラリー

横浜は古い建物が点々と残っていて

ギャラリーのあるインペリアルビルも

横浜市の歴史的建造物に認定されています

 

このギャラリーをみつけたときの喜びといったら

いま思い出してもその時の興奮が忘れられません

 

港に停泊する船の汽笛を聞きながら

うつわの気配を十分に感じられる

とても素敵なギャラリーです

 

クリスマスの時期に開催されることから

大切な贈りものをテーマにしました

 

 

 

 

café + utsuwa

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ8

 

2013年11月 雑司ヶ谷「キアズマ」にて

 

8回目の展示会DMです

会場に併せた企画第3弾「café + utsuwa」

会場は2回目となるキアズマ珈琲です

会期中は店舗営業日につき

カフェの一角をお借りした小規模の企画展でした

取扱作家のうつわを一部カフェで使用しているので

実際に雰囲気を味わってもらうこともできました

 

季節は秋、鬼子母神参道にあるキアズマ珈琲の

時間の流れがすこし変わった空間で

うつわも静かに気配を発していました

 

 

 

 

珈琲とうつわ

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ7

 

2013年10月 神奈川県川崎市にて

 

7回目の展示会DMです

会場に併せた企画第2弾「珈琲とうつわ」

もとえ珈琲さん(現在はMuiに改名)での企画展です

取扱作家6名のコーヒーカップを中心に展覧しました。

それぞれのカップのイメージにあわせた珈琲豆を店主にブレンドしていただき、

企画ブレンドとして会期中カップをお買上げいただいたお客様に

ブレンドをプレゼントという企画でした

もともと取扱っている作家のうつわの傾向が違っていることもあり

珈琲カップは作家それぞれの個性が引き立ちどれも魅力的なものばかりでした

そのカップでいただく

そのカップだけのブレンド珈琲は

ひときわ美味しさと香りでいっぱいになりました。

 

案内状作成までに各作家からのコーヒーカップが間に合わないため、うつわの展示会なのにうつわを載せていないDMになったのも後にも先にもこの会ばかりです