繕う

 

大事にしているうつわでも

ふとした瞬間に欠けてしまうことがあります

 

いつも大事に扱っているのに

こんな時に限ってと

後で悔やまれます

 

でもうつわは壊れるもの

ちょっとだけ早く土に還ると思えば

少し気持ちも落ち着きます

 

それにしても

やっぱり大事なうつわ

 

繕うという手もあります

 

で、素人の手習い

繕ってみました

 

 

これは取手の部分が3つに折れてしまいました

いくら繕うといっても

取手は一番加重のかかる部分

なので繕っても取手は持てませんが

縞々が可愛い

錫でまきました

 

 

これはずいぶん前にプロの方に繕ってもらったものです

漆の地のままにしていたのですが

やっぱりまきたいなと思い

錫をまいてみました

 

 

なかなかいい感じに仕上がりました

このようにだいぶ後になってから

上から錫や金をまくことで感じを変えることもできます

 

 

このお皿は黒なので

敢えて漆のままに繕いました

 

いわゆる金継ぎというふうに呼ばれている繕い

その繕いかたはうつわによっていろいろです

金や錫でまいたり、漆のままで良しとしたり

繕う漆の厚さも厚かったり薄くしたり

それは繕うひとしだい

 

なかなか一筋縄ではいかず

先生に助けてもらいながら繕っています

 

繕うって

いい言葉です