藤塚光男さんのお碗

 

炊き立ての白米をふんわりのせて

 

京都で作陶されている藤塚光男さんの飯碗です

あたたかくて可愛らしい絵

うつわの中で風にゆれているようです

 

流水草花梅文飯碗 高さ5.8㎝ 口径12.1㎝

 

花散らし飯碗 高さ6㎝ 口径10.9㎝

 

松文水玉飯碗 高さ6.1㎝ 口径10.9㎝

 

花散らし飯碗(特注) 高さ5.7㎝ 口径11.9㎝

 

 

空 wan

 

 

 

繕う

 

大事にしているうつわでも

ふとした瞬間に欠けてしまうことがあります

 

いつも大事に扱っているのに

こんな時に限ってと

後で悔やまれます

 

でもうつわは壊れるもの

ちょっとだけ早く土に還ると思えば

少し気持ちも落ち着きます

 

それにしても

やっぱり大事なうつわ

 

繕うという手もあります

 

で、素人の手習い

繕ってみました

 

 

これは取手の部分が3つに折れてしまいました

いくら繕うといっても

取手は一番加重のかかる部分

なので繕っても取手は持てませんが

縞々が可愛い

錫でまきました

 

 

これはずいぶん前にプロの方に繕ってもらったものです

漆の地のままにしていたのですが

やっぱりまきたいなと思い

錫をまいてみました

 

 

なかなかいい感じに仕上がりました

このようにだいぶ後になってから

上から錫や金をまくことで感じを変えることもできます

 

 

このお皿は黒なので

敢えて漆のままに繕いました

 

いわゆる金継ぎというふうに呼ばれている繕い

その繕いかたはうつわによっていろいろです

金や錫でまいたり、漆のままで良しとしたり

繕う漆の厚さも厚かったり薄くしたり

それは繕うひとしだい

 

なかなか一筋縄ではいかず

先生に助けてもらいながら繕っています

 

繕うって

いい言葉です