秋のしつらえ

 

 

先日より始まった月のとびらシリーズ秋

g to yの大蔵さんに枝ものなど設えていただきました

 

 

週1の営業なので生の花が使えず

枝ものやドライの花で

うつわを映えさせるという至難の業

空間がシックに華やかになりました

今後の展開が楽しみになる初めの一歩です

 

次の営業は10月11日の日曜日12時から

どうぞよろしくお願いします

 

 

 

繕い行脚⑨

 

 

うつわによっては

貫入など元から表面に

ヒビの入っているうつわがあります

継ぎをする際にそのヒビの部分に漆がしみてしまい

全体的に黒ずんでしまうことがあります

特に白いうつわなどは要注意です

 

 

幸いこのうつわはヒビの部分が元々黒っぽかったため

大事に至りませんでした

しかし完成したあと水が滲みてきてしまい

ひたすらお茶をのんで

滲みが止まるようお願いしました

(茶しぶが目地にしみ込み滲みが止まることがあります)

繕い行脚はどこまでも続きます

 

 

 

繕い行脚⑧

 

 

ひびや欠け割れなどを繕っていくのですが

思わぬ範囲にヒビが拡がっていることがよくあります。

落とした時の衝撃は結構ダメージを与えているのでしょう

さらに貫入の入っているうつわはもともと表面にヒビが入っているので

ダメージのヒビなのか元々のヒビなのか区別がつかないこともあります

それでもよく見て繕っているつもりではありますが

完成したあと水を入れてみると思わぬところから水が滲みてくることもあります

そんな時は何度か茶や米の研ぎ汁などを入れて様子をみていると

滲みがとまることもあるようです

 

 

このうつわは心配なく繕えました

 

 

 

繕い行脚⑥

 

金継ぎ教室に行くきっかけは

自身の湯呑みを繕うことが始まりでしたが

次第にお買上下さったお客様のうつわの欠けも

お直しするようになりました

 

 

もちろん手習いのひとつなので

それを承知で繕わせていただいています

 

 

結果いろいろなうつわを繕うことになるのですが

とにかく時間がかかって仕方ないこと

忘れないでくださいね

ちゃんと繕っていますから

 

 

スズで蒔きました

 

 

 

繕い行脚⑤

 

 

コーヒーカップの取手を継ぎました

取手部分は重さがかかるため

強度面で心配です

きれいに継げましたが

観賞用もしくは取手を持たないことを前提に。

スズで巻きました