繕い行脚③

 

次に取り組んだのは黒の皿

漆の色と同調してしまい

境界がわかりにくく難しい

 

欠けの破片がないと

漆で欠け部分を形成するので

すこぶる時間がかかる

 

 

薄く 薄く漆をのせていかないと

気泡が入ったりなど穴開きの原因になったりして

それまでの作業が無駄になる

 

急いては事を仕損じる

 

漆を載せ、乾かし、研ぐ

つるつるの平にして

また漆を薄く塗る

何回も何回も繰り返し

フラットにするのが目標だ

 

 

途方もなく月日が流れて

やっと先生のGOサイン

蒔く作業は一番うれしい時間

 

スズを蒔いたものと漆だけのもの2種類が

出来上がりました

 

 

波模様に蒔いたあと上からさらに蒔くと

薄っすら模様の継ぎになりました

 

 

 

繕い行脚➁

 

継ぎに相性の良いうつわがあると知ったのは

しばらく経ってから

相性というか

継ぎやすいうつわ

 

 

最初に取り組んだのはポットの蓋

白磁は塗った漆の境界がはっきりするので

初心者にはわかりやすい

 

割れた欠片を漆でくっつけた後

漆を塗っては乾かし研ぐ作業

フラットになるまで繰り返す

 

そうして元の形に近づいたところで

やっと金やスズ、銀などを蒔ける

なかなか根気のいることです

 

 

 

繕い

 

はじまりは気に入りのうつわの欠けから

どうしても捨てられず継ぎに出した

 

 

それから数年
縁があって継ぎの教室に通いはじめ
漆のみの繕いに自身でスズを蒔いた

 

 

 

 

繕う

 

大事にしているうつわでも

ふとした瞬間に欠けてしまうことがあります

 

いつも大事に扱っているのに

こんな時に限ってと

後で悔やまれます

 

でもうつわは壊れるもの

ちょっとだけ早く土に還ると思えば

少し気持ちも落ち着きます

 

それにしても

やっぱり大事なうつわ

 

繕うという手もあります

 

で、素人の手習い

繕ってみました

 

 

これは取手の部分が3つに折れてしまいました

いくら繕うといっても

取手は一番加重のかかる部分

なので繕っても取手は持てませんが

縞々が可愛い

錫でまきました

 

 

これはずいぶん前にプロの方に繕ってもらったものです

漆の地のままにしていたのですが

やっぱりまきたいなと思い

錫をまいてみました

 

 

なかなかいい感じに仕上がりました

このようにだいぶ後になってから

上から錫や金をまくことで感じを変えることもできます

 

 

このお皿は黒なので

敢えて漆のままに繕いました

 

いわゆる金継ぎというふうに呼ばれている繕い

その繕いかたはうつわによっていろいろです

金や錫でまいたり、漆のままで良しとしたり

繕う漆の厚さも厚かったり薄くしたり

それは繕うひとしだい

 

なかなか一筋縄ではいかず

先生に助けてもらいながら繕っています

 

繕うって

いい言葉です