コンテンツへスキップ
透明感を深め
艶を増すのは
木地溜塗りならではの
変化の妙
この美しい変化は
日々使っている者がもつ
経年の楽しみ
漆椀(木地溜塗り)大石祐子作
花咲く 満ちる
白雪の
風に吹かれて
舞う花の白
雪の白
三島皿 小山乃文彦作
玄釉椀 山本英樹作
その香り豊かで
豊潤なイメージを
うつわの上によせる
白磁陽刻唐草文5寸皿 藤塚光男作
ひらひらと
まわりを飛び交う蝶は
まるでこちらを気遣うように
寄っては離れ
離れては寄り
やがてすいっと
あちらへと
染付皿 松尾貞一郎作
一服の春
玄釉椀 山本英樹作
春は隣りに
白磁皿 松尾貞一郎作
白磁碗 設楽享良作
美しいうつわ
主張せず
静かないろがあり
料理を盛れば
脇に徹する
リム平鉢 小山乃文彦作
思いをけずり
ただひたすらに
まじりけのない粋
玄釉鉢 山本英樹作
無機質なものの中に
気配を感じるのはなぜ
こちらの気配が反響して
ものに映り込むのか
目に見えない何かが
そこにあるのか
それはわたしか
すべてか
※汲出し 谷口晃啓作
どういうわけか
うしろ姿に惹かれる
ひとわたりながめ
ふわり美しい
なによりも
両の手にぴたりと収まる
粉引ポット 小山乃文彦作