~冬あたたか~ 終了しました

 

 

冬あたたか

という言葉は

快晴の冬の日のあたたかい陽気のことをいいます

その言葉の素朴さは

自然と身のうちのあたたかさを刺激し

寒い冬だからこそのあこがれを伴って

やわらかく耳にきこえる言葉です

 

 

会期中は天候に恵まれました

それでも今年一番の厳寒のなか

お運びくださった皆さま

誠にありがとうございました

 

 

大きなマグを多数お手渡しできました

寒い季節

あたたかな飲みものを

たっぷり召し上がっていらっしゃることと思います

 

 

次の展覧は春

桜のさくころ

中野にて予定しております

また次にお会いできますように

どうぞよろしくお願いします

 

ありがとうございました

 

うつわ空

かとうゆうこ

 

 

 

~ 冬あたたか ~ 展覧中

 

雪の少ない東京というけれど

2月に展覧すると

搬入時なぜか毎回雪が降り

はらはらどきどきさせられますが

今回も無事搬入をすませ

展覧の運びとなりました

 

 

雪舞う西荻窪の駅前は

朝早くからスーパーが開いていたり

おもしろそうなお店があったりと

便利で目を引くものが多く

住みやすそうな町だなという印象です

 

 

ほっとする飲みものまわりの

うつわを展覧しております

お気に入りのうつわがみつかりますように

 

どうぞよろしくお願いします

 

 gallery cadocco にて

 

 

遥かむかしの記憶

 

兄の机のうえにプリズム

そのガラスの塊に陽が当たると

七色に分散した光がとても綺麗だった

 

時々そっと兄の目をぬすんで

プリズムに光をあてる

美しさに

飽かず眺める

 

 

橋村さんのガラス

まわりの光をガラスに溜め

その光をやわらかに

発散させている

 

美しさは

遠い過去に見た

プリズムの憧憬に

よく似ている

 

橋村大作 作 CRACKプレート小クリア

 

 

 

wandering in a fairyland

 

 

摘んだ花を

すとんと投げ入れ

しばらくすると

 

さわさわと葉が揺れ

壺の中でなにやら始まっている感じ

 

どこからかシャンシャンと鈴の音も

聞こえるような気がして

よく耳を澄ますと

 

どうやら壺の中から聞こえてくるような

 

 

薪中壺ヒビ手 尾形アツシ作