Mitate ru

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ12

 

2014年9月 築地「茶の実倶楽部」にて

みたて

本来の使用目的とは違う使いかたをしてみる

発想の転換を図りながらもののありかたを見直す

 

主にお茶の世界ではみたてというのは

ハイレベルの頭脳戦ではないでしょうか

ただみたてるだけでなく

美しさも加味されている

みたてたものに知性や教養が現れ

また、てらいなくあくまで自然に、

などごてごて考えているようではいけません

深いです

 

この展覧では

めし碗として作られた碗を

普段使いの抹茶碗にしてみたり

小壺に蓋をして振り出しにしたり

小湯呑を茶巾入れにしたり

いろいろ提案してみました

 

 

 

ゆらぎ

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ11

 

2014年7月 「ゆらぎ」展

横浜インペリアルギャラリーにて

 

ゆらぎといえば、

STAY HOME のいま

家の中でのリラックスに

灯りを楽しむのも一考です

 

燈明は古くからあるものの

忘れられてしまったアイテムかもしれません

部屋の明かりを消して

燈明を灯してみる

ゆらぎにはリラックス効果があるといわれています

一瞬で幻想的な世界へ

新しい発想が生まれてくるかもしれません

 

6年前のゆらぎ展

季節は夏

部屋が暗くなる時間帯が短いため

灯りの体感が貴重な時間となりました

 

 

珈琲とうつわⅡ

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ10

 

2014年3月 元住吉もとえ珈琲(現店名Mui)にて

 

年が明け毎月開催していた展示会を

1週間前後の会期で年数回催すことにしました

もとえ珈琲さんでの企画展も2回目

前回はコーヒーカップに特化していましたが

珈琲まわりのうつわに広げて展覧しました

また企画ブレンドも会期中再開し

6種セットにしてそれぞれ飲み比べてみるという試みも

 

珈琲もうつわも、知ればしるほど味わい深く

奥の深いものだと感じます

時々どのうつわがいいのか聞かれるときがあります

基本的には時々に自分の好みにあったものが1番とお答えしています。

好きのうつわは愛着がわき大切にします

それぞれの経験値のなかで最適なのだと思います

 

好きが高じて知れば知るほど好みが変わってくるのは

自然の成り行きかもしれません

そうして自然と好みが変わってもまた戻ったりして

行きつ戻りつ修正しながらうつわ行脚にいそしみます

 

 

 

 

大切な贈り物

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ9

 

2013年12月 神奈川県横浜市にて

 

9回目の展示会DMです

写真は山下公園からみなとみらい方面を撮ったものです

ガラスのオブジェは橋村大作さんのTree

12月クリスマスの時期にだけ展示しています

 

会場は公園のすぐそばインペリアルギャラリー

横浜は古い建物が点々と残っていて

ギャラリーのあるインペリアルビルも

横浜市の歴史的建造物に認定されています

 

このギャラリーをみつけたときの喜びといったら

いま思い出してもその時の興奮が忘れられません

 

港に停泊する船の汽笛を聞きながら

うつわの気配を十分に感じられる

とても素敵なギャラリーです

 

クリスマスの時期に開催されることから

大切な贈りものをテーマにしました

 

 

 

 

café + utsuwa

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ8

 

2013年11月 雑司ヶ谷「キアズマ」にて

 

8回目の展示会DMです

会場に併せた企画第3弾「café + utsuwa」

会場は2回目となるキアズマ珈琲です

会期中は店舗営業日につき

カフェの一角をお借りした小規模の企画展でした

取扱作家のうつわを一部カフェで使用しているので

実際に雰囲気を味わってもらうこともできました

 

季節は秋、鬼子母神参道にあるキアズマ珈琲の

時間の流れがすこし変わった空間で

うつわも静かに気配を発していました

 

 

 

 

珈琲とうつわ

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ7

 

2013年10月 神奈川県川崎市にて

 

7回目の展示会DMです

会場に併せた企画第2弾「珈琲とうつわ」

もとえ珈琲さん(現在はMuiに改名)での企画展です

取扱作家6名のコーヒーカップを中心に展覧しました。

それぞれのカップのイメージにあわせた珈琲豆を店主にブレンドしていただき、

企画ブレンドとして会期中カップをお買上げいただいたお客様に

ブレンドをプレゼントという企画でした

もともと取扱っている作家のうつわの傾向が違っていることもあり

珈琲カップは作家それぞれの個性が引き立ちどれも魅力的なものばかりでした

そのカップでいただく

そのカップだけのブレンド珈琲は

ひときわ美味しさと香りでいっぱいになりました。

 

案内状作成までに各作家からのコーヒーカップが間に合わないため、うつわの展示会なのにうつわを載せていないDMになったのも後にも先にもこの会ばかりです

 

 

 

 

本とうつわ

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ6

 

2013年9月 神奈川県横浜市にて

 

6回目の展示会DMです

古書店の一角をお借りした展示会なので

会場に併せた企画展を催しました

「たけうま書房」さん

今はもう幻となってしまった古書店(ネットでは継続している様子)ですが、

出掛ける折によく立ち寄っては何かしら面白い本を見つけて持ち帰っていました。

何かしら面白い本がある。というのは夢のような心持ちです。

何かしらよいうつわがある。といううつわ屋になれますように。

 

DMに載せた文章

「本の出会いと うつわの出会いはどこか似ている

本は本当に欲しいものが何かを教えてくれる

うつわは本当に必要なものが何かを教えてくれた」

 

 

 

うつわのけはい

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ5

 

2013年7月 東京都中央区築地にて

 

5回目の展示会DMです

メイン作家は設楽享良さん

磁器の作家として新しく加わっていただきました。

陶器とは質感の異なる磁器

やわらかな土味の陶器にくらべ

磁器は硬く締まった印象です。

 

会場はとても広いスペースで

茶舗(うおがし銘茶さん)の階上ホールでした

メイン作家の設楽さんの

白磁の角瓶や染付のそば猪口など

たくさんの種類や数のうつわを

ご協力いただきました。

お茶をもとめにこられたお客様が

観に来られたのもとても新鮮でした。

 

うつわをお買上げ下さったお客様むけに

喫茶室の抹茶かき氷チケットをお渡しし

そのかき氷がとても美味しく

いま喫茶室はしまっていますが良い思い出となっています。

 

店舗を持たずいろいろな会場をお借りしてうつわを紹介しておりますが

共通しているのは、どの会場の担当スタッフもとても温かく迎えて下さり

うつわも私も気持ちよくのびのびと展覧することができることでした。

毎回感謝です

 

 

 

いつかのうつわ

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ4

 

2013年6月 東京都新宿区神楽坂にて

 

4回目の展示会DMです

きちんとしたギャラリースペースで

開催した初めての展覧です

メイン作家は小山乃文彦さん。

立ち上げ当初、取扱作家は山本英樹さん、橋村大作さん、尾形アツシさん、谷口晃啓さんの4名。この回より小山乃文彦さんが加わりうつわのはばも拡がります

 

「いつかのうつわ」というタイトルは

社会人として初めて社会に出たとき

仕事の基礎をしっかり教えて下さった直属の上司への思いが含まれています

尊敬する上司の訃報を展覧前に知ることになるのですが上司への回顧を含め

「いつかの」というタイトルにしました

きちんとしたギャラリースペースでの初めての展覧は

社会に出る初めのスタートにどこか似ています

今につながる大きな軌跡だと思っています

 

たくさんの尊敬するかたたちへ

 

 

 

 

 

透明のむこうがわ

 

過去の展示会DMをたどるシリーズ3

 

2013年5月 東京都豊島区雑司ヶ谷にて

 

3回目の展示会DMです

東京方面での展示会場を探していたところ

いきつけのカフェ「キアズマ」で声をかけていただき

3日間の展示会を催しました

なか一日はカフェ定休日にて2階フロア全面で展観

広い空間での初めての展覧となります

 

メイン作家を決めて展観する展覧スタイルを始め

スタートは橋村大作さんのガラスの作品

色とりどりの作品が並びました

 

企画内容を自由に考えることのうれしさ

レイアウトや

展覧するうつわを選んだりすること

何をするのも楽しく

いろいろなイメージがたくさんわいてきました

 

相変わらずワードの貼付け手作業でしたが

枚数も増やしたため印刷だけは外注にだしました

今でもそうですが実際の仕上りの色味がパソコン上と違うので

手に届くまで気が抜けません

完成品は若干暗めに仕上がり逆に雰囲気が出てまずまず

 

光に透かされる橋村さんのガラス作品が

会場の雰囲気を盛り立てました