福々

 

 

蝙蝠と連子格子の組み合わせは

古伊万里にもみられ古くからある図柄のひとつです。

 

 

中国では発音や字が似ていることなど

蝙蝠を縁起の良いものとしています。

日本でも探してみると

蝙蝠のデザインの商標を見つけることができます。

 

 

蝙蝠が縁起となって福を招いてくれますように。

 

 

 

※蝙蝠連子格子そば猪口 松尾貞一郎作

 

 

 

 

 

 

風の音をきく

カラカラと

リズミカルな音

 

 

むこうからやってきて

あっちのほうへ流れていく

 

 

風がザプンと寄せて

光がザワワとしぶき

するする するる

 

風が笑う

 

 

※松尾貞一郎作 染錦松竹梅紋鉢(径25㎝ 高さ7㎝)

 

 

 

 

展覧のお知らせ 松尾貞一郎×山本英樹

 

2018年9月27日(木)~10月2日(火)

12:00~19:00 (最終日17:00まで)

 

会場 銀座 Gallery G2

東京都中央区銀座1-9-8奥野ビル1F

 

染錦松竹梅紋鉢 松尾貞一郎作

揺らぎのある柔らかなフォームに自由闊達に絵付けをほどこす染付磁器の松尾さん

 

玄釉菓子鉢 山本英樹作

オリジナルの釉薬で多彩な黒の世界をつくりだす山本さん

 

佐賀県武雄市で作陶されている松尾貞一郎さんと山本英樹さん。

自然豊かな武雄の土地の温暖な気候や水に培われたうつわたち。

互いに共振し合う うつわのコラボレーションは初となります。

身近な食のうつわを中心に、常展ではおみせできなかった大振りのうつわなど多数展覧いたします。

お二人の磨かれた感性の粋をどうぞご高覧くださいませ。

 

蓋物「月」山本英樹作(共箱付)

今展覧を記念して限定10点販売いたします。

玄釉内銀彩の蓋物の底に月を切って限定品とさせていただきました。(現在制作中)

 

 

詳細はお問合せください

mail:contact@utsuwa-qu.com

 

 

ギャラリーへのアクセス

 

 

 

 

 

立ち昇る先は

目に見えないけれど

 

 

その小さなちいさな粒子のひとつに

気持ちを集中したら

見えぬ先の世界にいくだろうか

 

 

ふわりふわりと

ひとわたり眺め

ぱちんと瞬きすれば

 

 

残る白檀の香り

 

 

 

※香炉 山本英樹作