このての大きさは
あるようでないのだな
このての大きさは
あるようでないのだな
光に透かす
奥山に 紅葉ふみわけ鳴く鹿の
声きく時ぞ 秋は悲しき
-古今集より-
いままで扱っていた丸鉢から
ひとまわり大きくなっています
このくらい見込みが深いと
盛る料理の種類も増え
出番の多くなるひと鉢です
桜とありますが桜ではありません
カバノキ科、カバです
木目が細かく丈夫で狂いの少ない木です
漆椀の出来上がりはとても奇麗で
透明感のある漆の下で木目が美しく映えています
かぼちゃかぼちゃ
同じ小皿だけれど
雰囲気が違う
横の顔は同じようにかっこいい
肴ちょいとのせ
気に入りの盃に酒をなみなみと
月と雲にお相伴
秋です
世の中の騒ぎも一旦収まり
気候も安定してまいりました
このままゆるりと進んでゆけばいいのにと
願っています
今月もひきつづき小山さんのうつわを中心に
Webshopに追加アップしました。
小山さんの丸鉢はいつも扱っている大きさより
ひとまわり大きなサイズです
いつもの大きさも使い勝手が良いけれど
この大きさも良いなと
眺めております
どうぞご高覧ください
うつわ空
かとうゆうこ