雲晴れて 身にうれへなき 人の身ぞ
さやかに月の かげは見るべき
(西行)
雲晴れて 身にうれへなき 人の身ぞ
さやかに月の かげは見るべき
(西行)
気温が下がり
過ごしやすくなったとたん
睡魔が襲うのは私だけでしょうか
季節は秋を迎えようとしています
うつわも模様替えしませんか
今月は小山さんの輪花鉢
藤塚さんのカップなど新たに
Webshopに追加アップしました。
気になるうつわありましたら幸いです
うつわ空
かとうゆうこ
そろそろポットの恋しい季節
雲間の月の
恋しいことよ
これ ここ ここに
月
ああ
やられてしまった
1/8にカットされたそれは
赤い果肉の瑞々しさが際立ち
私を食べてと大いに誘う
口のなか
頭の中まで
爽やかな水があふれだす
スーパーの照明のした
わたしを誘う
スイカ スイカ
スイカにやられる
雫の結晶
雨上がりの風に
かすかな
秋のにおい
雨
母の帰りを待ちわびて
しゃがみ込む窓際の幼い瞳に
母の姿をみつけようと
必死に見うる限りの遠くをみつめ
窓に触れる額の
ひんやりした感触と
鼻先に
濡れたガラスの匂い
横縞文蕎麦猪口 藤塚光男作
口径7.9㎝ 高さ6.4㎝
150ml(8分目)