和と洋

 

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藤塚光男 梅花文コーヒー碗

 

和と洋を

生活の中で普通に

取り入れているのに気づくとき

日本人だなぁと

嬉しく思ったりするのです

 

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葛桜

 

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花の印判の

花花花の中心に

葛桜がポンとのる

 

透明な葛を

つるりと口にいれたら

 

皿の中に鳥が現れて

さあっと

風が通りぬける

 

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小山乃文彦 三島小皿

 

 

 

 

 

涼み

 

お暑うございます

今年の夏も とりわけ暑い

 

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山本英樹 刷毛目銀彩碗

 

こんな日

碗をきっちり冷やし

冷えたみつ豆をうつし

 

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ひとときの涼を

楽しみます

 

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きめては

きっちり冷えた うつわ

 

 

 

 

金平糖

 

これは?

と よく聞かれます

 

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振出し 橋村大作

 

お茶の席で金平糖などを入れる菓子器です

中の金平糖を振り出してとることから

振出しという名がついています

 

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蓋はトウモロコシの皮でこしらえています

いずれも 手の細やかな いい仕事です

 

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クラックを加えた透明なガラスの振出しは

中の金平糖をきらきらと反射させ

光も一緒にいただけそうです

 

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もちろんお茶の席でなくても

かたわらの棚の上において

時おり降っては中の金平糖を

一つぶいただく

 

ほんわりといい時間が過ごせそうです

 

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花のいろ

 

母に贈った鉢花は

毎年花をつけるのと言いながら

ひと枝手折り差し出した

 

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薪小壺 尾形アツシ

 

花の嬉しさを

そのままに

水を張ったうつわに

差し入れた

 

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花は色を添え

まわりの気配を

小さく変えた

 

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葡萄

 

今年の葡萄は

たくさん花をつけ

目を楽しませてくれたでしょうか

 

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蔦はどこまでものび

葉を茂らせ

彼の方の家の軒に

涼し気に実をつけるでしょうか

 

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葡萄文 5寸皿 藤塚光男