ロゴを変更しました

 

空に

くっきりと浮かぶ

上弦の月

 

ロゴの原板をお願いした日

空を見上げたら

上弦の月が

あんまり綺麗だったので

 

そういえば

本来の円は いままだ

月のように上弦しか見えていませんが

これからも精進して

まいりたいという気持ちも込めて

 

今後ともよろしくお願いします

 

うつわ空

かとうゆうこ

 

 

 

和と洋

 

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藤塚光男 梅花文コーヒー碗

 

和と洋を

生活の中で普通に

取り入れているのに気づくとき

日本人だなぁと

嬉しく思ったりするのです

 

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葛桜

 

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花の印判の

花花花の中心に

葛桜がポンとのる

 

透明な葛を

つるりと口にいれたら

 

皿の中に鳥が現れて

さあっと

風が通りぬける

 

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小山乃文彦 三島小皿

 

 

 

 

 

涼み

 

お暑うございます

今年の夏も とりわけ暑い

 

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山本英樹 刷毛目銀彩碗

 

こんな日

碗をきっちり冷やし

冷えたみつ豆をうつし

 

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ひとときの涼を

楽しみます

 

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きめては

きっちり冷えた うつわ

 

 

 

 

展覧のお知らせ  ~手のうつわ ver. 白露~

 

展示会top1609

秋草文皿 藤塚光男

 

白露が草木にかかる月の空

風は呼ぶ

秋にこがれる 手のうつわ

 

2016年9月5日(月)~10日(土)

0pen 11:00~17:00(水曜定休/初日12:00~/最終日 15:00まで)

 

うおがし銘茶 築地新店 茶の実倶楽部 5F

東京都中央区築地2-11-12

(東京メトロ日比谷線「築地駅」)

 

秋のうつわ展 どうぞお運びくださいませ

 

 

茶の実倶楽部へのアクセス

 

 

金平糖

 

これは?

と よく聞かれます

 

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振出し 橋村大作

 

お茶の席で金平糖などを入れる菓子器です

中の金平糖を振り出してとることから

振出しという名がついています

 

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蓋はトウモロコシの皮でこしらえています

いずれも 手の細やかな いい仕事です

 

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クラックを加えた透明なガラスの振出しは

中の金平糖をきらきらと反射させ

光も一緒にいただけそうです

 

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もちろんお茶の席でなくても

かたわらの棚の上において

時おり降っては中の金平糖を

一つぶいただく

 

ほんわりといい時間が過ごせそうです

 

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花のいろ

 

母に贈った鉢花は

毎年花をつけるのと言いながら

ひと枝手折り差し出した

 

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薪小壺 尾形アツシ

 

花の嬉しさを

そのままに

水を張ったうつわに

差し入れた

 

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花は色を添え

まわりの気配を

小さく変えた

 

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そこにあるもの

 

ひとがうつわを扱うようになってから

どれほどの時が経ったのか

 

色も

カタチも

材質も

 

a

 

幾つものうつわが生まれ

生まれ続けている

 

同じようなものでも

けして同じではない

 

b

 

設楽さんのつくるうつわには

凛とした静寂がある

 

おなじようなうつわは

誰にでもつくれる

 

でもこのうつわは

ただひとつだけ

 

c

設楽享良 白磁面取大汲出碗

 

手にして

使ってみれば

よくわかる

 

 

 

 

白のうつわ

 

好きな色は?と聞かれて

迷わず白と答えるようになったのは

いつ頃からだろうか

 

し3 (2)

 

以来いろいろな白にめぐりあっているが

設楽さんの白は

なかでもとりわけて好きな白だと

 

向かう電車の中で一人思いめぐらす

 

し1

 

栃木の矢板の山のなか

設楽享良さんの

うつわの買付に工房をたずねた

 

し2

 

その白は

手にしてじっくり見ればみるほど

こちらの身に

じわりと沁み入る

 

気が付けば白磁のうつわばかり

手に収めた

 

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