たくさんあるうつわの中で
表面のぽこぽこしているうつわは
なんだか
気持ちもぽこぽこ
楽しくさせてくれます
変形楕円小鉢 松尾貞一郎
神楽坂 アートスペースK2にて
ポット
みたて
芍薬
「 いつかのうつわ Ⅳ 」 始まります
神楽坂 アートスペースK2にて
１６日(木)より２１日(火)までの６日間
うつわの展示販売いたします
路地を曲がると
タイムスリップしたような感覚になる
不思議な街並みが気に入って
神楽坂では4回目の展覧となります
雨の季節は
不思議な感覚が一層増幅されます
散策がてら 「いつかのうつわ」 に出会いに
どうぞお運びください
エビ図小皿 松尾貞一郎
時
葡萄
今年の葡萄は
たくさん花をつけ
目を楽しませてくれたでしょうか
蔦はどこまでものび
葉を茂らせ
彼の方の家の軒に
涼し気に実をつけるでしょうか
葡萄文 5寸皿 藤塚光男
行雲流水
ひがな
雲を
ながめている
そういえば
あの日も
おなじ 雲
吹墨深小皿 設楽享良
風
チリン
これは隣家の桜の梢を渡ってきた風
チロン
これは堀の上でうたた寝をしている猫の
鼻の先をかすめてきた風
チロ チリ リン
風 あそぶ
風鈴（ガラス） 橋村大作
手
このうつわがいいと
父が言う
すっぽりと手に収まるのと
触った感触が心地よいと言う
そう言って
いつまでも手に収めている
湯呑 尾形アツシ